こんにちは。
本日新曲「Karma」が公開となりました。
今年リリース予定のミニアルバムに収録するタイトル曲として書き下ろしました。
カルマ=業、
自「業」自得とは、良いも悪いも自らの行為は自分に返ってくるという
仏教などで広く受け入れられている考え方です。
今回はクズ野郎を主人公に据え
自分の愚かしさや良心の呵責を感じつつも
欲望に勝てずズブズブ地獄に堕ちていく、
というような物語です。
石原慎太郎作、同名映画では石原裕次郎が主人公を演じた
「狂った果実」の最終局面を思い出しながら書きました。
音楽的には、今年はヒップホップ誕生から50年ということもあり
自分なりに現代化した音を表現したいなと思ったのが創作の起点でした。
1973年にアメリカで生まれたヒップホップは
色んな文化と融合しながら今や総合芸術へと発展を遂げました。
今回はどうしてもラップをやりたかったので
ライム(韻)にもちょっと挑戦しています笑。
音楽だけに限らず、昔あった「ジャンル」や「カテゴリー」の境界線はいろんな部分で消失し、
あらゆる分野において「グラデーションとして捉える」というのが
これからの価値観の基本的な部分だと感じます。
僕自身のジャンルが何なのかよくわかりませんが、
色んなものに触れながら、ただ自分であればよいのかなと思ったりします。
仏教用語が出てきたり、韻を踏んだり、初めての放送禁止用語があったりと、
音も言葉もたくさん遊んだので、楽しんで聴いていただけたら嬉しいです。
■ リリース情報
タイトル「Karma(読み:カルマ)」
公開:2023年2月22日(水)〜3月28日(火)
形態:SoundCloudにて無料ストリーミング配信
Karma
I take one or two painkillers
割れるような headache 苦苦壊苦
煙った elevator and neon light
所詮は田舎モンの 煩悩"愚息"
走りだす 恥知らず
輝きだす でもすぐ投げだす
浅ましい あらまし また誰か探し
Had some forebodings
貪るだけに 生まれた魂
情状酌量を
求不得苦 ぐふとくく
諸行無常 しょぎょうむじょう
阿頼耶識 あらやしき
酩酊 めいてい
※
Let's get it up
毒食らわば皿 出し抜いても業
It freaks me out
肝心なとこはまだ
怠慢なフリでその実 ただの放蕩
改善の余地もない 対症療法の愛
Let's get it done
絶頂が freaks me out
This is my fucking karma
答えは自明の理 白黒
満たされない所為 四面楚歌
手当たり次第に Want it and take it
壊したいわけじゃない But no one knows
出会った瞬間に 燃え上がる flame
心頭滅却を
求不得苦 ぐふとくく
有耶無耶 うやむや
因果応報 いんがおうほう
※ Repeat
逃げだしたい 衝動と
終わらせたい 葛藤と
眠っていたい 耳を塞いで
すべて過ぎてしまうまで
永遠の誓いに 汚した報い
Pay the compensation
求不得苦 ぐふとくく
曼荼羅 まんだら
無為無能 むいむのう
昇天 しょうてん
※ Repeat
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