新曲「Your Majesty」が本日公開となりました。
11月にリリース予定のミニアルバムのリード曲として書き下ろしました。
Majesty、は尊厳とか荘厳さとか、そう言った意味。
Your Majesty、と繋げると王様などの位の高い人に向かって使われる敬称になります。
ただこの曲の中では文字通り「Your=あなたの」「Majesty=荘厳さ」として、一人ひとりの中にある深遠な部分を象徴する言葉としてタイトルにしました。
夜空に満点の星が輝いているのを見ていたとしても、その星たちがみんな今生きているかどうかは分からないですよね。
1億光年離れた星の光は、地球に届くまでに1億年かかっているわけですから、例え今その光が見えていたとしても、ずっと昔にその星は無くなってしまっているかも知れないわけです。
でもその星は、1億光年離れた地球に影響を及ぼすことを自覚して生きていたわけではないですよね。
人間も同じように、自分の発した光や、自分が生きた人生の一部が、どこでどんな風に影響を及ぼすか、誰の役に立つのかは分からないんだ、ということ受け入れると案外気楽になれたりします。
自分の命にどれほどの意味があるのか分からなくなってしまうこともあるけど、もしかしたら1000年後の誰かが、夜空の星を見るように、自分が残した何かに触れることがあるかも知れない。
それが例え何ももたらさなくても、生命の輝きは、それくらいさりげないものでいいんじゃないかと思えるのです。
何をしなくとも、一つひとつの生命の中に無限の創造性が秘められていて、ただそれだけで本当に十分すごいことなんだ、ということを書けたらいいなと思って作りました。
次のミニアルバムでは「夜」がテーマになっています。
この曲が皆さんのそれぞれの夜に寄り添えたら嬉しいです。
■ リリース情報
タイトル「Your Majesty(読み:ユア・マジェスティ)」
公開:2023年8月23日(水)〜9月30日(土)
形態:SoundCloudにて無料ストリーミング配信
Your Majesty
夜の真ん中 騒ぎ出す星
ここに君がいれば 何も要らない
1000年先に 空の片隅
誰かが見つける このlittle love song
午前3時ふと目が覚める
月明かりグラスに揺れる
窓の下で続く日常
ぼんやり眺めながら君を想ってる
もし明日世界が終わってしまうのなら
僕の生きた時間にどれほど
意味があったと言えるだろうか
君に触れたら 触れてる間は迷わない
こんな何でもない夜になんて
生まれては消え 辿り着いた先
そこに君がいれば 何も要らない
1000年先に 空の片隅
誰かが見つける このlittle love song
始まりと終わりの間
何気ない会話の中で
僕らはきっと愛を伝え合う
さりげなくて思わず見落とすほどに
生きている不思議 愛する不思議
この世界が終わってしまうなら
君の鼓動を聴いていたいんだ
まだ飲み込めない 飲み込みたくない
悲しみの深い夜を照らす
一つの光
無限に広がったこの静寂
その微笑みが世界を救う
嗚呼あまりにも神聖
寂寞の雨 涙に変わって潤していく
夜の真ん中 騒ぎ出す星
ここに君がいれば 何も要らない
生まれては消え 辿り着いた先
そこに君がいれば 何も要らない
1000年先に 空の片隅
誰かが見つける このlittle love song
La la la la la la la
La la la la la la la
La la la la la la la
Little love song
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