こんにちは。長く続いた梅雨もようやく明け、やっと夏がやってきましたね。
僕は先月の初めの梅雨空の中、広島に行ってきました。
戦後70年の2015年に訪れて以来、5年ぶりの広島でした。
広島平和資料館では、被爆者の方々の体験談がデジタルアーカイブとして残されていて、映像を通して貴重なお話を聴くことができます。
広島の市街地のあと、戦時中、西日本一の軍港で戦艦大和など多くの兵器を排出した、呉の街も訪れました。
大和ミュージアムにある1/10の戦艦大和の模型は、相変わらず大迫力。
実際の零戦や、人間魚雷「回天」の模型なども展示されていて、見応えのある博物館です。
特攻隊は「神風」のような飛行機での体当たり攻撃がよく知られていますが、潜水艦から魚雷に乗って突っ込む「回天」の存在も戦後明らかになっています。
海猿などで知られる佐藤秀峰さんの漫画「特攻の島」は回天の搭乗員の話で、当時の様子をよく知ることができます。
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海上自衛隊呉史料館では、現役を退いた実際の潜水艦あきしおが展示されていて、艦内にも入ることができます。戦後、海に残された大量の機雷(海の地雷)の掃海活動についてや、現在の自衛隊の活動について知ることができます。
島国の日本に住んでいるということ、また食料品や石油など生活に欠かせない多くのものが船で運ばれていることからも、知らないだけで海自の皆さんには常々お世話になっていたんだなぁ、と改めて実感しました。
僕たちは「望まないもの」を知ることによって、本当に「望むもの」が何なのかを明らかにすることができます。
明日8月6日で、世界で初めて核兵器が実際に使用されてからちょうど75年です。
そして来年、未曾有の被害となり現在も復興の目処が立っていない福島原発事故から10年となります。
改めて自分はどんな世界を望むのか。
答えは出なくても命ある限り考えていこう。
そう強く思いました。
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