PART1
今から50年前の、1972年5月15日。
沖縄が日本に復帰しました。
1945年に終戦したあともなお、沖縄は27年にもわたってアメリカの統治下にあり、
沖縄と本土の行き来にはパスポートが必要だった時代。
この大きな節目の年に、沖縄を舞台に起こった様々なことについて
自分なりに向き合ってみようと思いました。

先の戦争では一般市民をまきこんだ地獄の地上戦が行われ、
当時の県民の4人に1人である12万人が亡くなりました。
日本の敗戦後はアメリカが占領し、米軍政府(のちに米国民政府)が27年も沖縄を統治します。
戦時中に日本軍がつくった飛行場はそのまま米軍の基地となり、その後拡大されていきます。

アメリカから日本に返還されるまで、本土との往来にはパスポートが必要で、
1978年までは右側車線を車が走っていたというのは、
今からしてみるとにわかに信じられない話に思えます。

アメリカ統治下の当時、米軍はベトナム戦争のまっただなか。
沖縄の基地はどんどん拡大され、住民を巻き込むような軍事演習の事故も多発、
毒ガスや核も持ち込まれました。
アメリカ兵が住民をレイプして殺害したり、車でひき逃げしたりしても無罪判決が下されるなど、
当時の県民の方々の気持ちはいかほどかと胸が痛みます。

今もなお、日本の国土0.6%の沖縄に国内の米軍施設の7割が集中しており、
嘉手納基地はその中でも米空軍にとって東アジアで最大規模の飛行場です。
安全保障上、沖縄に基地が必要なことは多くの人が理解していることかと思います。
ただそこに住んでいるのは、同じ日本人であり、同じ人間であるということ。
地理的な距離だけでなく、心まで遠くなってしまわないように、
関心を持ったり、思いを寄せることを忘れてはいけないと思いました。
PART2
さて。
ここからは観光日記を。
GWも終わった先日、ゴリゴリに梅雨入りした沖縄に行ってきました。

沖縄は、中国、日本、アメリカ、そして元々あった琉球文化が融合されて
本当に独特な空気感がありますよね。
国内では現在沖縄にしか展開していない「A&W」。
ルートビア(木の皮とか根から作られたアメリカの炭酸飲料)にも挑戦しようかと思ったけど、
サロンパス飲んでるみたいって聞いたからやめた。。

アメリカンビレッジにも初めて行きました!
すごい。映える。盛れてる。
想像してたよりもかなり広くて、その名の通り、本当に街ですね。これ。
ショッピング、レストラン、カフェ、ゲームセンター、観覧車、ホテル、映画館、ビーチ。
なんでもある。
こりゃ楽しい。
誰と来てもブチ上がるスーパーエリアだと思います。

沖縄では、車が必須。
レンタカーで移動してたので、休憩に道の駅にも寄ったりしました。
道の駅ランキングで全国1位を獲得したこともある「道の駅いとまん」。
よき。

去年(2021)7月、世界遺産になったばかりの沖縄北部「やんばる地域」にも行きました。
ヤンバルクイナや、アマミノクロウサギ、イリオモテヤマネコなど、
世界中でここだけにしかいない生き物「固有種」がたくさん生息しています。

改めて沖縄の観光資源の多さと、素晴らしさを実感した旅でした。
滞在中は、軒並みどしゃ降りの天気予報でしたが、
幸いちょくちょく晴れ間もあって、色んな意味でめぐまれた時間でした。
皆さんも梅雨が明けたらぜひ遊びに行ってみてください。
僕は元々泳ぐ気とかさらさらないんで、オフシーズンでも全然余裕でしたけど。