Hokkaido


PART1

猛暑日が続いていますね。皆さん暑さに負けず、お過ごしでしょうか。 僕はこの夏、北海道・十勝の農家にお邪魔して、1ヶ月住み込みで働かせて頂きました。 活動休止期間の前半1年は『世界の多様性を知る』をテーマに様々な国を巡りましたが、翻って後半は『日本を知る』をテーマに、自分のふるさと”日本”を見つめていこうと思います。

まず最初に選んだトピックが『食』 食べなければ生きていけないのは自明の理ですが、だからこそ「生きること=食べること」とも言えると思います。 自分たちが一体何を食べているのか?どんな風に作られているのか?意外と知らない食べ物のこと。 食を巡る様々な問題はありますが、まずは生産者の方々の仕事や暮らしを自分が実際に体験することが全ての始まりだと思ったのがキッカケです。

ちゃんと北海道に滞在したのは今回が初めてで、農業の体験も含め何もかもが新しく楽しい時間になりました。 本州では30年に一度の酷暑が続いていますが、北海道の十勝地方では信じられないほど涼しく、長袖長ズボンと厚手の布団がないと寒くて寝られない日もあるほどでした。さらに北海道では梅雨がなく気候も違うことから、野菜類の生育時期も違い、近所では11月頃に収穫するブロッコリーを北海道では真夏に収穫していて、その出荷作業なども実際に体験することができました。

それにしても、どこもかしこもデカい。 農家1戸あたりの耕地面積が全国平均の10倍だということですから、トラクターも何もかも本当にデカいです。 北海道ならではの大規模農業のスケールに驚かされることが多々ありました。 農業ってもっとのんびりしているものと思ってたけど(笑)、めっちゃ忙しいです。そして皆さん本当によく働くなぁ、という印象でした。 日々何気なく食べているものも、こうして働いて下さっている生産者の方々がいるんだということを垣間見ることができただけでも、充分すぎる経験でした。

来週(8/14)・再来週(8/21)と、続きはファンクラブサイトで更新します。 ご興味のある方はよろしければチェックしてみて下さい! 最後にご協力下さった皆さん、本当にありがとうございました!


 

PART2


特急スーパーおおぞら号に乗って、札幌から帯広へ。いよいよ北海道にやってきたんだなぁという実感。でっかいどう。

僕がお邪魔した農場は本当に大きく、社員やスタッフの方が住む寮も完備されていて、そこで一人部屋を貸して貰いました。超きれい。ちなみにクーラー必要ないので、設置すらされてない。(ガスヒーターはある)

7月はブロッコリーの収穫の最盛期。梅雨のない北海道では珍しく、長くぐずついた天候の影響で畑の作物もかなり傷んでしまったようです。農薬は悪いものだと消費者は考えているけれど、天候の影響でこんなに簡単に畑がダメになってしまう現実を見ると、要所要所で適切に使用して作物や生産者の方々の生活を守ることはとても大切だと感じました。

人や環境に優しい自然由来の農薬がどんどん開発されるといいですね。

収穫は畑にトラクターでコンテナを運び込んで行います。

↑トレーラーの手前にベルトコンベアが備え付けられていて、数人がナイフを持ってブロッコリーを手作業で収穫し、コンベアに載せます。もう一人が流れてきたブロッコリーをコンテナに放り込んで行きます。

収穫されたブロッコリーはリフトで屋内に運ばれ、選別とカッティング作業が施されます。このカッティングも慣れるまでが中々難しい。

形がキレイで大きなものは箱詰めされて出荷されますが、おいしく食べられるけれど形が悪かったり小さいものはこんな風に個別に袋詰めされ、近所の直売所で販売します。

寮の業務用キッチン。勝手に各々自炊しろスタイル。火力が半端なくてテンション上がる。

棚落ちしたブロッコリーでスパゲティを作る。おいしく食べられるのに捨てるってもったいないよね。消費者って農薬は嫌だっていう主張はするわりに、キレイで更に安いものしか買わないっていう矛盾があって、だからこそ一人ひとりの意識が変わっていくことも大切なんだと思います。


自分の心と体の健康を管理するために「食」に対する意識を高めよう、と思って始めたことだったのですが、一口に「食」といっても本当に奥が深く、健康だけじゃなく、人間関係や地域社会、環境、経済に至るまで色んなことを考えさせられました。

今は、生活習慣を管理すること以外に、自分で旬や栄養を考えて献立を立てたり、作れる料理のレパートリーを増やすために、作ったことのない料理に毎週挑戦したりしています。

興味を持つと、面白くなる。面白いと思えるものが増えると、人生はきっと楽しくなると思います。

死ぬまで続ける「食べる」という習慣。

どうせなら楽しんで付き合いたいものですね。