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Laos #4


初日の夕食は、ナマズのぶつ切り煮込みでした。もち米と一緒に手で食べるスタイル。 コンロや水道はなく、地面にまな板を置いて魚をさばいている。 味がどう、というよりも、物理的な違いのインパクトが大きく、この場所で生き延びられるのか心配になりました(笑)。

ベッドもシャワーも、テレビもネットもない。時間があっても、やることは別にない。 あるのは、数十年前の日本でも営まれていただろう素朴な暮らしと、自然の風景だけ。 外国に来たというよりも、タイムスリップをしたような不思議な感覚でした。

人は自分とは違う何かに触れるたび相対的に自分を知るといいますが、僕も自分がいかに多くのモノや、やらなければいけないことに注意を払い生きて来たかを痛感します。 でも、生きることにそれほど多くのモノやルールは必要なく、実は「やらなければいけない」と思っていることのほとんどは、ただの自分の妄想かもしれないなぁ、なんて思います。

薪(まき)を割ったり、井戸水をブッかけ合ってシャワーを浴びたり、トラックの荷台に乗って死ぬほど酔ったり、苦労して買い求めた味噌で作ったみそ汁がもの凄い勢いで不評だったり、初めて出会う人達と集団生活をしたり。。その全てが自分に新しい価値観をもたらしてくれました。新しい景色に出会うたび、新しい場所に立つたび、新しい経験をするたびに自分が拡大するのを感じるのは、とてもワクワクするものです。

“One's destination is never a place, but a new way of seeing things.” ― Henry Miller

旅の目的地とは場所ではなく、新しい視点で世界を見ること。。なのかも。

【Laos Report #004 -EXTRA-】

(1)ブルーラグーン。みんな楽しそうに泳いでたけど自分は保護者のように荷物番してた。

(2)ダウンタウン。ここにはカフェとかレストランとか、ありがたいフリーWifiもある。楽しい。

(3)近所の商店。お菓子とか水とかを買いに行く。辺りにお店がないので、生活用品や調味料なんかも置いている便利店。

(6)カレーとか炒め物とか、割りとやりつくしたので、焼いた肉や野菜を串に刺してみた。BBQな気分に(^_^)

​平岡史也 公式サイト

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